在宅ワークをしていると、仕事用PCとプライベートPCの2台を使い分ける機会が増えてきます。 その都度モニター・キーボード・マウスのケーブルを差し替えるのは地味に面倒で、 「1組のモニター・キーボード・マウスで、ボタン1つで2台のPCを切り替えたい」という悩みから 今回、yamainuが実際にUGREEN DisplayPort KVM切替器(2入力2出力・8K@60Hz対応)を 購入して使ってみました。

KVM切替器とは

KVM(Keyboard・Video・Mouse)切替器は、複数のPCを1組のモニター・キーボード・マウスで 共有して使うための機器です。PC側にそれぞれ接続しておき、本体のボタンやリモコンを押すだけで、 表示するPCとキーボード・マウスの操作対象を同時に切り替えられます。

購入した理由

仕事用PCとプライベートPCを1つのデスクで使い分けており、これまではモニターの入力切替と USBケーブルの差し替えを都度手動で行っていました。この手間をなくしたいというのが購入の きっかけです。

UGREEN DisplayPort KVM切替器 2入力2出力 8K60Hz デュアルモニター対応
yamainuのチェック

UGREEN DisplayPort KVM切替器 2入力2出力 8K60Hz デュアルモニター対応

目安価格: 8,720円前後(Amazon)/ 15,805円(楽天、税込送料無料、2026/9/3時点、店舗により価格差あり)

検証環境

項目内容
用途仕事用PC・プライベートPCの切り替え
OS両PCともWindows 11
映像接続DisplayPort
共有した周辺機器キーボード・マウス(USB経由)
接続ケーブル数電源ケーブルを含め合計6本(導入前は2本構成)
切替にかかる時間(実測・体感)約3秒

実機スペック

項目内容
対応解像度最大8K@60Hz(下位互換)、4K@240Hz/144Hz対応
DisplayPort入力2ポート・出力2ポート(デュアルモニター対応)
USBポートUSB 3.0×4(USB-A×3、USB-C×1)
USB転送速度最大5Gbps
切替方式本体の物理ボタン・専用コントローラー
電源外部給電(12V/2A)
対応OSWindows、macOS、Linux
ドライバ不要(プラグ&プレイ)

実際に使ってみて: 良かった点

EDID非対応の不安があったが、表示切り替えはスムーズ

購入前、この製品がEDID(モニターの解像度情報をPC側に伝える仕組み)に完全対応しているか 不安がありました。EDID非対応のKVM切替器では、PC切り替え時にアイコンの配置がずれたり、 解像度が正しく認識されないといったトラブルが起こることがあるためです。

実際に使ってみると、Windows 11の標準機能との相性が良く、PCを切り替えてもデスクトップの アイコンの位置がずれることはありませんでした。心配していたトラブルは特に発生していません。

セットアップが簡単

特別な設定を行う必要はなく、ケーブルを接続するだけですぐに使い始められました。 ドライバのインストールも不要です。具体的な接続手順は以下の通りです。

  1. KVM切替器本体に、モニターへのDisplayPortケーブルを接続する
  2. PC1・PC2それぞれから、KVM切替器の「PC Input 1」「PC Input 2」ポートへDisplayPortケーブルを接続する
  3. キーボード・マウスなど共有したいUSB機器を、KVM切替器のUSBポートへ接続する
  4. 電源アダプターを接続する
  5. 本体の物理ボタン(またはコントローラー)を押して、表示したいPCを選択する

ソフトウェアのインストールや設定画面での操作は一切不要で、上記の配線だけで即座に使い始め られました。

USB機器の切り替えがワンクリックで完結

USB接続の周辺機器(キーボード・マウスなど)も、3台までならボタン1クリックで切り替えが 可能でした。複数のUSB機器をいちいち抜き差しする必要がなく、ストレスなく2台のPCを行き来 できています。

筐体の質感が良く、デスクに置いても高級感がある

アルミ筐体の見た目がきれいで、デスクの上に置いていても安っぽさがなく高級感があります。 毎日目にする機器なので、この質感の良さは地味に満足度が高いポイントです。

気になった点・注意点

EDID関連の不安は杞憂に終わりましたが、環境によっては相性問題が起こる可能性はゼロではない ため、心配な場合はモニター・PCの世代や解像度設定を事前に確認しておくと安心です。

もう一点、導入前は2本で済んでいたケーブル(モニター・USB)が、KVM切替器を挟むことで 合計6本まで増えました。PC2台分の映像・USB・電源ケーブルがすべて集約される都合上、 配線自体は避けられません。デスク裏の配線がすっきりする製品ではない点は、購入前に 理解しておいた方がよいポイントです。

他社製品との比較

DisplayPort対応のKVM切替器では、UGREENのほかに「TESmart」も主要な選択肢です。

項目UGREEN(今回のモデル)TESmart(DP+HDMI 2入力2出力)
対応解像度最大8K@60Hz最大4K@60Hz
映像入力端子DisplayPortのみDisplayPort + HDMI
USBUSB 3.0×4(最大5Gbps)USB 3.0対応
操作方法本体ボタン・専用コントローラー本体ボタン・リモコン

TESmartはHDMI機器とDisplayPort機器を混在させたい場合に選びやすく、UGREENは8K@60Hzという 高解像度対応と、DisplayPort統一環境でのシンプルさを重視する場合に選びやすいモデルです。 PC・モニターともにDisplayPort接続で統一していたため、UGREENを選びました。

こんな人におすすめ

  • Windows 11環境で、仕事用・プライベート用の2台のPCを使い分けている人
  • モニター・キーボード・マウスのケーブル差し替えが面倒だと感じている人
  • デュアルモニター環境のまま2台のPCを切り替えたい人

よくある質問

Q. Windows以外のOSでも使えますか? A. 対応OSはWindows・macOS・Linuxですが、検証したのはWindows 11環境です。 他OSでの動作を重視する場合は、購入前に対応状況を製品ページで確認することをおすすめします。

Q. モニター1台の環境でも使えますか? A. 今回紹介したモデルは2入力2出力(デュアルモニター向け)ですが、UGREENからは1出力のモデルも 発売されています。モニターの台数に合わせてモデルを選んでください。

まとめ

購入前に懸念していたEDID関連のトラブルもなく、Windows 11環境ではケーブル1本レベルの手軽さで 2台のPC環境を切り替えられるようになりました。複数PCを同じデスクで使い分けている人には、 自信を持っておすすめできる製品です。

参考